近年全国的に、適切に管理されていない屋外広告物が見受けられ、建物に取り付けられていた広告 物が落下し、歩行者を直撃する事故等が発生したこと等を背景に、 屋外広告物の適正な管理がこれ まで以上に求められています。
このような状況を受け、国土交通省が作成している 「屋外広告物条例ガイドライン(案)」について安 全点検などに関する規定を中心に改正がありました。
頻繁に目にする事もあるビルの袖サイン
袖サインの面板類を外し内部点検です。外観はステンレス製ですが、内部はスチール製が主です。
壁面と看板を繋ぐブラケット部・カバー内部は腐蝕が激しい状態です。
新たに鉄骨類で補強溶接します。
綺麗に塗装して完了。一安心です。
❶点検の対象
建植広告物・壁面広告物・屋上広告物・電柱広告物等の全ての広告物
(※はり紙・はり札・立看板・のぼり旗・気球 ・ 車体広告・公共広告等は除く)
❷点検者の資格
広告物等の高さが4mを超える場合は、下記の資格を有する者に点検を行わせなければなりません。
①屋外広告士
②1級建築士又は2級建築士
③一般社団法人日本屋外広告業団体連合会及び公益財団法人日本サイン協会が開催する点検技能講習の修了者
❸点検結果の報告
福島市で許可を受けた広告物を更新する場合には、更新許可申請の際に申請日より3か月以内に 実施した点検の結果を記録した 「安全点検報告書」 を併せて提出することが義務付けされます。